MEZZANINE 01

Summer / 2017

都市はいかにしてアイディアの触媒になれるか

 

都市への人口集積が進めば進むほど、都市特有の問題も発生する。そこで、都市経済と都市問題をバランスさせる都市経営が重要となる。一方、都市問題はビジネスチャンスでもある。都市に結集した英知と技術とで社会的な課題を解決し、それが技術革新を生むきっかけとなり、ひいては富を生む手段ともなる。皮肉でもありたくましくもある。

 

都市の発展を礼賛することは、そのまま地方の衰退を是認することにはならない。都市と地方とは一心同体の関係だからだ。都市は地方からの多様なリソースの上に成り立っている。逆もまた然り。現在、地方の消滅を避けるためにさまざまな手段が講じられている。Iターン、Uターンに対するマーケティングやブランディング、まちおこしやコミュニティ再生などの活動が盛んに喧伝されている。同じように、都市も都市の有り様を更新、進化させていく必要がある。新しい視座を探求し、生産性を高め、ダイナミズムを生み出し、課題解決に励まなければならない。お酒だって美味しく飲みたい。

 

メザニン創刊号では、ロンドン、香港、そして渋谷を対象に、都市の進化に向けた創造的思考錯誤やアイディア、プロトタイプやプラクティスを紹介する。「アーバンチェンジのためのアーバンチャレンジ」、日本のアーバンシンカーの皆さまへ、メザニンへようこそ。

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